top of page
  • kandaiki

この教室の始まりと、建学の精神

更新日:2022年5月12日

【始まりは地域おこし】

この教室のそもそもの始まりは、私の「地域おこし協力隊」としての活動である”商店街エリアの再生”でした。


「地域おこし協力隊」とは、人口減少や高齢化などの進行が著しい地方で、地域外の人材を受け入れ、活動を行ってもらい、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした総務省の制度です。

現在も日本各地の過疎地域で5500人以上、今治市でも島嶼部で多くの地域おこし協力隊が活動をしております。協力隊の任期は3年で、私は2019年の9月で無事に任期を全うすることが出来ました。


【20年後の未来に向けた“建学の精神”】


2016年10月。地域おこし協力隊として今治に着任しました。そして、商店街エリアを様々な角度から調査した結果、今後約20年間は再生不可能という結論に至りました。


しかし、「20年後に再生のタイミングが来る」とも言えました。20年後の街の再生のために今できること。それは「将来の今治を牽引する人材の育成」に他なりません。

そこで、18歳以下の子ども達の育成を核とした街の活性化事業を今治市役所にいくつか提案しました。その中の一つが小学生向けのプログラミング教室でした。


一方で、「高校を卒業すると子ども達は皆、今治から出て行ってしまう」ということが人口減少の大きな原因でした。しかし、若者が進学や就職で故郷を後にすることを止めることは出来ません。


どうせ行くのなら、しっかりとした夢や目標を持った状態で子ども達を送り出してあげたい。子ども達を今治に留めることを模索するよりも、勢いよく故郷から飛び立って行けるようにすることが、街のためになると思いました。

その思いを、この教室の建学の精神にしています。


〜建学の精神〜

 夢や目標を持ち、

 勢いよく今治を出て行った若者は、

 大人になって戻って来たときも、

 その勢いがある


夢や目標を持ち、故郷を勢いよく巣立って行き、いつか戻って来る時が来たら、勢いのある大人として戻って来てほしい。街を再生するチカラを持って戻って来てほしい。

勢いよく飛び立って行けるように、今からサポートしたい。この教室を”20年後の未来への発射基地”のような場にしたい。そんな想いで、この教室を開いたのでした。


開校から4年半。20年後の未来に向けて作られた、この発射基地からは、まだ誰も飛び立っていません。まだまだ道半ば。始まったばかりです。

それでも、発射台の方向は、今も未来へとまっすぐに向けられています。


閲覧数:170回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page