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中1女子の質問

更新日:7月19日

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「先生、“usually”と“always”って、どうちがうんですか?」


ある日、中学1年生の女の子が、教室に入ってくるなり真剣な表情で尋ねてきました。

さすが、中学生ともなると雑談のネタも高レベルになりますね(汗)。


「usually は“たいてい”、always は“いつも”」


とっさに高校時代に受験英語で叩き込まれた英単語ライブラリーが反応し、丸暗記していた単語帳の記憶で、かろうじて答えることができましたが、


「あー・・・。」


彼女の反応は、もちろん納得してない。 聞けば、学校の英語の先生に説明は受けたものの、いまいちピンとこなかった。納得できるまで考えたい——そんな思いで、質問してくれたのでした。


「AIで調べてみよう。」


便利な時代になりました。“usually”と“always”のニュアンスの違いを早速AIにかけてみました。


AIの回答は

always :“例外ゼロ、100%の頻度を表す”

usually :“普段はそうだけど、例外あり、当たり前なことを表す”


「へぇ、そうなんですね」とうなずいたあと、彼女はちょっと考えてこう言いました。


「じゃあ私、毎週教室に来てるけど、風邪ひいたら来られない usuallyってことか〜」




「なぜ?」と感じる力は、創造のはじまり

今回の彼女の質問を受けて、改めて思いました。

彼女が尋ねたのはただの英単語の意味の違いではなく、“言葉の背景にある考え方”に納得したかったんだと。


プログラミングでもイラストでも、うまくいく・いかないの前に、

「なぜ?」「どうしてこうなるの?」と考えることが、創作のスタートです。

そして、それにしっかり向き合って答えることこそが、教える側の大切な役目だと感じました。


 
 
 

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